呼吸のこと~身体の声を聴く
去年から松永真美ちゃんに、呼吸について学んで、体験をしてきている。
今日は継続お稽古の日。
最近、ますます面白い。
いっけんすると、非常に地味で、なんの変哲もないように思える動きも、1年前にやっていたのと、全然違う体感を得られるようになった。
肉体は、最適な動きを知っていて、そのとおりにそのまま動くと息は上がらず、苦しくもなく、起きることが起きる。
でも、結果を見越して動こうとした瞬間に、もう息はあがる(または止まる)。
そして、そのまま、ありのままではない結果になる。
動き出す瞬間に、失敗するのが決まっている、みたいなこと。
如何に自分が、自分以外のものになろうとしているかがほんの少しの動きから体感とともに理解できる。
そして、ありのままでいられた時の心地よさも体感できるようになってきた。
肉体とマインド(思考、感情)と精神は全部つながっていて、肉体でやっていることをマインドでもやっている。
本当に面白い。
自分の身体の声を聴けるようになりたいと思っていた。
具合が悪くなって、深夜の救急に担ぎ込まれる前に、身体が教えてくれる兆候があるはずだと思って。でも、気づけないまま、いつもひどくしてしまうのが、つらかった。
台風が近づくと、偏頭痛で3日は寝込むのを薬でおさえてるのも、いやだった。
痛くて苦しいのはいやだった。
だから、身体の声を聴けるようになりたいと思っていたのだった。
打算的なハウツー的に、知りたがっていたけれど、呼吸以外にも、アロマテラピーやシャクティダンスや、アレキサンダーテクニークなどの身体に意識を向けることをやってきて、ようやく自分の身体の声を聴けるようになってきた。
呼吸があがってきている、
その状態では、フラットな状態にいられない。
だから、ちょっと整えてみる。
そんなことが気づけるようになった。
真美ちゃんは、台風がきて、気圧がかわって、海の波のうねりが違えば、人の身体も呼吸しにくくなったり、いつもと違ったりするものだと言う。自然の生き物だから。
だけど、そのときなりに、呼吸をニュートラルにしていけば、そのときなりの自分のままいられる、みたいな。
ホリスティック、恒常性が正常に働いていれば、人間は自然にそのように在れる。
でも、現代はストレス過多で、元に戻る前に無理をするから、元に戻るためにストレス処理をずっとしていて、身体が常にオーバーヒートしてるみたいな状態になっている。
(↑解剖生理学の授業で習った(笑))
自分の肉体のもつ恒常性にそのまま委ねるような状態にするのが、呼吸をつかうのがとても早いみたい。
呼吸が浅くて、吸いすぎていると、イライラするし、攻撃的な気持ちになりやすいな、と気づけるようになった。
だから、イライラしなくなる、というのとは違うのだけど、イライラはそのままにして、フラットにいるような感じがわかるようになってきた。
まだまだ全然、統合されてないなとも思うけど、続けてきたからわかったことや体感できたこともあるし、少しずつでも変わってきたのだろうと思っている。
薄皮を剥くように、少しずつ。
劇的な魔法ではないけれど。
呼吸は、命そのものだし、呼吸は裏切らない。
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