アカルイツキ

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神経ナビゲーション講座を受けてきました

カウンセラーのいなばまゆみです。

先日、浅井咲子先生の「神経ナビゲーション」の2日間の講座を受けてきました。
半年前から申し込んで、ようやく受講できた〜!^^

この講座は、一般向けではなくて実際に臨床をしている人向けだったので、自分のセラピー、カウンセリングにも役立つ情報が満載でした。
トラウマの療法に携わる精神科医臨床心理士、ボディーワーカーの方々が大勢(50名くらい?)参加していて、満席でした。

このワークショップでは、「多重迷走神経理論(ポリ=ヴェーガル理論)」の S.W.ポージェス、「自己調整のレジリエンス」の K.キャッシーとT.スティーブ、「センサリーモーター」の J.フィッシャー、「内的家族システム療法(IFS)」のR.シュワルツなどの理論を紹介していただけ、ケアする側もされる側も癒される、そんなアプローチについてマスターするということをやっていきました。

神経チャートを見ながら、今、どんな状態になっているか?ということを見ていき、ワークも入れながら、わかりやすく情報を共有するアプローチを学んでいきます。

神経について、最近解明されている部分が多く、本当に面白くて、しかも安全なアプローチができるので、トラウマや解離などのひどい症状に悩んでいる人にも安全に働きかけることができます。すごく可能性があるなーと思っています。

今回は、1日目は、ポリヴェーガル理論(多重迷走神経理論)に基づくPVT(ポリヴェーガルセラピー)とソマティック・エクスペリエンシング(SE)のアプローチ、2日目は、自己調整のレジリエンス、神経生物学的トラウマモデルと、内的家族システム(IFS)のアプローチを学びました。

2日間で、盛りだくさんで、お腹いっぱい。

 

ポリヴェーガル理論の本↓

「ポリヴェーガル理論」を読む -からだ・こころ・社会-

「ポリヴェーガル理論」を読む -からだ・こころ・社会-

 
ポリヴェーガル理論入門: 心身に変革をおこす「安全」と「絆」

ポリヴェーガル理論入門: 心身に変革をおこす「安全」と「絆」

  • 作者: ステファン・W・ポージェス,花丘ちぐさ
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 2018/11/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

(未翻訳) 

Accessing the Healing Power of the Vagus Nerve: Self-Help Exercises for Anxiety, Depression, Trauma, and Autism (English Edition)
 

 

 ↓浅井先生の本(これから読むのがオススメ)

「今ここ」神経系エクササイズ 「はるちゃんのおにぎり」を読むと、他人の批判が気にならなくなる。

「今ここ」神経系エクササイズ 「はるちゃんのおにぎり」を読むと、他人の批判が気にならなくなる。

 

 

 ↓SEのピーター・リヴァイン博士によるトラウマの本

トラウマと記憶: 脳・身体に刻まれた過去からの回復

トラウマと記憶: 脳・身体に刻まれた過去からの回復

 

 ↓ 身体からのアプローチに興味のある方は、この本は全体的にオススメ。

身体はトラウマを記録する――脳・心・体のつながりと回復のための手法

身体はトラウマを記録する――脳・心・体のつながりと回復のための手法

 

 

 

 癒しとは何か? 生理学的に見た統合とは?という観点でお話いただき、自分の中でかなり、学びの統合がおきました。

今まで、マスターセラピストたちが、試行錯誤しながら実践してきていて、効果が上がってきていることが、神経の分野からエビデンスが上がって実証されてきている、ということが理解できたことも大きい。

エビデンスがないと、信じられない」というのは、結局、鶏が先か卵が先かなんだなーと。

NPO法人レジリエンスの講座でも、「エビデンスを待ってたら、今、目の前で困っている人を助ける方法がない」という話があって、そのことについて考えていたので。

 トラウマにより(特に、複雑性トラウマの人の場合)、常にサバイバルモード(人が最低限生きていけるモード)となっていると、日常生活で様々は不具合が出てくることが多く、そのことで二次被害を受けることも多い。

それが、神経系が解明されることによって、こんな風なことが起きていて、このように調整していくと良いらしい!ということがわかってきたことは、とても希望があるなーと思いました。

ただ、すぐに回復する目処がたつわけではなくて、神経系を調えるにはかなり時間がかかるけれども、それを諦めずにずっと寄り添ってやっている支援者がいることも確かなわけで。

私にとって、健やかな神経系が育まれている場合に、それを意識のフォーカスを変えるだけで、モードを切り替えられるということがわかったのは、ユリイカ!!!でした。

 

神経系のアプローチの良いところは、安全であるというところ(セラピーによる揺り戻しがほとんどない)と、自分でできるというところです。セラピーやカウンセリングなしで、自己調整できるようになるのが、一番良いのですが、神経系へのアプローチほど自分で使えるのは、なかなかないと思います。

神経系を調えるのに、手遊びもとても良いそうです。あやとり、お手玉リリアン、刺繍などなど。

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最後に残っていた人で記念撮影

興味のある方は、個人セッションで提供しますので、お気軽にお問い合わせくださいね。

http://akaruitsuki.strikingly.com/

 

 

 

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