ツボとんとんで、ラクになる〜TFTセラピストになりました

Thought Field Therapy(TFT)思考場療法のセラピスト(アルゴリズムレベル)になりました。

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これは、非常に安全に、言語化することが難しい問題にもアプローチできる手法で、しかも、本当に早い！！ので、自分のカウンセリングに組み込んで効果が期待できると思っています！
災害時にも、すぐに使えて、効果のエビデンスがとれている手法です。

といっても、TFTってなんぞや？って感じですよね？

www.jatft.org

　TFTホームページからの引用↓

TFTは、Thought Field Therapy®「思考場療法」

米国心理学のパイオニアの一人であったロジャー・キャラハン博士が1970年代の終わりに発見し、
発展させてきた心理療法で、鍼のツボをシンプルにタッピングすることで心理的問題の症状を改善させていくものです。

私たちが特定のことについて考えた時には、その「思考場」にアクセスしており、そこにストレスや不安などを起こす原因があれば不快感を引き起こします。
TFTは、タッピングで思考場に信号を送り、不快感を解消することで心理的問題を改善します。

TFTはエビデンスのある治療法として米国政府のエビデンス登録機関(SAMHSA)に登録されており、
特に以下の点で効果があることが認められました。

・個人のレジリエンス・自己概念

・自律

・トラウマ・ストレス関連の障害と症状

・抑うつとうつ症状

・一般的な機能と健康

・恐怖症、パニック、全般性不安障害とその症状

・特定不能およびその他のメンタルヘルスの障害と症状

手順が簡単な上に、効果が高く、即効性があり（早くて数分）、副作用がなく、セルフケアに
使えるというユニークな特長があります。その上、赤ちゃんからお年寄りの方、動物まで行えます。
海外でも日本でも医師、看護師、心理士、鍼灸師、教員を初め広い範囲の専門家の方々が
臨床に取り入れています。

日本では、ツボは馴染み深いのではないかと思います。肩こりや腰痛、その他の慢性的な痛みなどで、鍼灸に通われているかたも多いと思いますし、ツボを押すと「痛気持ちい〜」みたいなことは自分でもやったりするんじゃないでしょうか？（わたしはよくやっていました^^）

心と体と精神性のバランスが、健康な状態でいることが、私たちのもつ、自然治癒力をもっとも高められることがわかっています。
自然治癒力は、全ての人間に備わった素晴らしい力で、そこに向かうのが自然なことでもあります。

でもなんらかの原因によって、自然治癒力が万全でない状態になってしまうと、健康が損なわれていき、不調を慢性的に抱えたり、くよくよと過去のことに囚われたり、未来の不安から身動き取れなくなったりするわけです。

しかしこの、「なんらかの原因」が全て解明できるわけではなくて、これを言語化できない場合も本当に多くあります。本人が気がつかない場合もあるし、気づいていても言葉にすることに強い抵抗がある場合もあるし、言葉にしようとしても声が出ない、などなど。

わたしは、「聴く」だけではどうにもならない、という場合の、非言語のアプローチにすごくこだわって取り組んできました。

もちろん、「聴く」がベースです。TFTでも基本は「傾聴」で、「寄り添い」と言っています。信頼関係のないセラピストが何をやっても効果が上がることは少ないわけですからねえ・・・。

非言語の、身体へのアプローチができるものをいろいろ学んで提供してきていますが、このTFTのすごく良いなーと思っているところは、「効果が早い」「簡単」「副作用がない」というものです。

発達性トラウマの第一人者である、杉山登志郎先生も、このTFTを愛用されていて、著書でガンガン進めています。「TFTは空振りできるのがいい」とおっしゃったそうで、なるほどなーと思います。

子育てで一番大切なこと愛着形成と発達障害 (講談社現代新書)

作者: 杉山登志郎
出版社/メーカー: 講談社
発売日: 2018/09/19
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心理系の治療は（わたしはカウンセラーなので治療はしません）何かやると、何が出てくる、というのが普通で、やることに対して、専門家は高度に判断をしています。それでも、揺り戻しが起こったり、いっとき悪化してしまったりすることが多くの手法で見られます。

このTFTは、それがないんですー！超画期的！

やっても全く効き目がなかった、ということはありえます。しかし、やっても悪化することはなくて、悪くてそのまま、効けば一発、みたいな感じなところがあるので、繰り返し試しても安全感が非常に高いのです。その上、身体系のアプローチは、どうしても体が変わるまで時間がかかるため、なかなか効果が出にくいところがありましたが、これは本当にスコーンと抜ける感じがあります。（個人の体感ですが）

災害時にも非常に有効で、東日本大震災をはじめ、各地でボランティアに入って効果を上げてきているとのことでした。

そして、わたしが一番好きなところは「セルフケア」に使えて、簡単！ってところです。何回でもやれるし、間違えてもいいし、間違えても悪化しないって素晴らしい〜！と思っています。

TFTも万能ではないわけですが、セルフケアに使えるということは、カウンセラーや医師などに頼らずとも、早く自立自律できるようになるという利点があります。

カウンセリングに来ないで、自分でケアできる方が、一番いいわけですから。

日本のTFTの第一人者で講師の森川先生も、「何年も通ってくるなんてことしないで、とっとと問題は流して、次に行っちゃって〜！」と軽やかにおっしゃっていました（笑）。

何しろ、本を読んで自分でやるだけでも大丈夫なんです。（大きな課題については、セラピストが一緒にやる方が早いのですが、自分のケアや周りの人たちのケアにはどんどん使えます）