神経系の癒しを学ぶ~神経インテグレーション講座受講しました
アカルイツキの稲葉麻由美です。
お久しぶりの更新になってしまいました。
noteとの使い分けがいまいちできていない気もしますが、こちらのブログでは仕事に関する学びなどやお知らせなどをしていきたいなと思います!
先日、浅井咲子先生の神経インテグレーション講座を受講しました。
(浅井先生の翻訳された本。こちらの本の解説もたくさんしていただきました!)
ポリヴェーガル理論を中心に、神経系へのセラピーを複数組み合わせて、わかりやすく教えてくださるので、いつも助かっています。
これは一般向けではなくて、臨床をしている人向けの専門的な講座で、愛着や発達性トラウマについても触れています。
浅井先生の講座は2018年から継続して受講していて、春にはポージェス博士のオンライン講座も受けたので、神経系についても、だいぶ理解が深まってきました。
神経系は解剖学なども絡んできてとても難しい面もあるのですが、新しくわかってきた部分がとても多いので学びがいがあります。
今回の神経インテグレーション講座では、発達性トラウマへのアプローチの仕方を多角的に学びました。
発達性トラウマとは、子供の成長の過程で起きてくるトラウマのことです。
幼少期からの慢性的なトラウマによって生じる心身の不具合のことになります。
関係性の困難さ、自己統合のなさ、攻撃性、機能低下、易刺激性 などを持ち成人後も万能な養育者を求めている、長引く防衛戦略を生き延びるために使っている、関係性の中での習慣が潜在記憶に残っている、など様々な生きづらさを抱えています。
感情の調整不全、不安定な対人関係、否定的な自己意識、認知の歪み、言動の問題など神経系の不調生が身体症状となって発現しやすいと言われています。
発達性トラウマの原因は様々ですが、幼少期の不適切な養育によるもので愛着障害との 関連も深いです。
その生きづらさは神経系の不調整から起きていることがポリヴェーガル理論によって解説されつつあります。
神経系を調整していくことによってその生きづらさから解放されていくことが分かって来ています。
今回のセミナーでは
などのセラピーから神経系へのアプローチを学びました。
私がやっている呼吸・整体でのワークや調整法なども神経系を整えるのに非常に役に立つということが理論からもしっかり理解できました。
心理的なアプローチからではなく、身体的な神経系からの調整を十分にしてから、心理的なアプローチに行くととてもうまくいく場合も多いようです。
神経系の癒しの世界はまだまだ奥が深く探求のしがいがあるなあと思っています。
今月から CRM 総括的リソースモデルの集中セミナーも始まるので、とても楽しみです。
CRMの講座のオーガナイズをしてくださっている花丘ちぐささんの「その生きづらさ、発達性トラウマ? ~ポリヴェーガル理論で考える解放のヒント」という新刊が発売されています。
神経系からつながりを取り戻すセラピーについて、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせくださいね。
個人セッションで提供しています。
こちらの本もおススメ。