児童虐待・子どもへの暴力防止フォーラムに参加して
アカルイツキの稲葉麻由美です。
NPO法人モバイル・コミュニケーション・ファンドの主催する児童虐待・子供への暴力防止フォーラムに参加しました。
https://www.mcfund.or.jp/news/2020/001033.html
今年の2月に開催される予定でしたが、コロナ禍の影響で延期になり、さらに会場だけでなく、オンラインでも参加できるようになりました。ありがたし。
NPO 法人児童虐待防止全国ネットワーク理事長の吉田恒雄さん、 NPO 法人子どもすこやかサポートネット副代表理事の高祖常子さん、アフターケア相談所ゆずりは所長の高橋亜美さん、一般社団法人 J-CAPTA チーフディレクターの木村里美さんなどが講演者として登壇されました。
コメンテーターは津田塾大学客員教授の村木厚子さん、コーディネーターは人と組織と地球のための国際研究所代表者の川北秀人さん。
大変豪華なメンバーが登壇されていますが、なんと参加費無料でした。素晴らしい。
ドコモが助成金を出して活動した NPO 法人の報告会などがありました。
このような活動がもっと広く知られたらいいのになあと思います。
高祖さんは、「叱らない子育て」を提唱されていますが、「しつけ」のための暴力が子どもの命を奪っているということ、虐待死している子どもの親のコメントはいつも「しつけ」である、このことから体罰・暴力の法的禁止を求めるロビー活動を熱心にされていたとのこと。2020年4月1日に体罰禁止の法律が施行されています。
日本は、家庭内の暴力・殺人が、非常に多いという話もありました。
また、「困った親は、困っている親」である。
「自己責任で相談できる、できない」ということではない。
という話もあって社会的な構造を変えていくということが今後ますます重要になってくるんだなぁと思います。
また支援団体がお金で困り始めているという話もあったり、今までは直接の支援にしか助成金がついてこなかったけれども、調査や統計研究に助成金がもっと必要になってくるというお話がありました。
緊急救援→生活基盤支援→社会経済モデル再構築
この流れが今後ますます加速していくのかもしれません。
このフォーラムは後ほど YouTube で見られるようになるそうです。
モバイル・コミュニケーション・ファンドのホームページで案内が出るそうです。
ゆずりはの高橋亜美さんのご著書。