アカルイツキ

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【鑑賞記録】ハイバイ「世界は一人」

しばらく前になりますが、ハイバイの「世界は一人」を観に行きました。

 

www.parco-play.com

ずっと気になってたハイバイの岩井さん。

しかし、タイミングを逃して、観てなかった。

とうとう大劇場に進出らしいんですが、初観劇だったので、特に感慨はなく・・・

 

音楽劇で、そうそうたる布陣のキャスト松たか子瑛太松尾スズキという豪華メンバー

しかし、私は、音楽劇が大変に苦手なのでありました・・・。

ミュージカルよりも音楽劇の方が苦手。

しかし、今回はキャストが大好きな人ばっかりなので、楽しみにして見てきました。

以下、芝居の内容に触れます。

 

 

これは松尾スズキが書いたのではないかというような気がしてならない世界観だったんですが、まぁ、いつもそうだというわけではないようです。
作風が似てるというよりかは、松尾スズキがいるみたいな感じ。

(舞台にいるんだから当たり前なのだが、そういう意味ではなく・・・)

松尾スズキの存在感が大きいのか、それとも私が松尾スズキを見慣れているからなのか、ちょっと分かりませんでした。

 

鉄鋼で栄えていて、それゆえ繁栄し、これまたそれゆえ環境を汚染されて、衰退した街の同級生3人の話。

汚染された汚泥は工事によって浄化されていくんだけれど、その汚れた汚泥は一体どこに行ったのか?

浄化しきれない汚泥は一体どこに行ってしまうのか?

 

主人公が語っていることが、その人物から見た世界で、違う方向から見ると全く違う側面が見えてくるっていうようなことが、さらっと描かれていくのがすごいなと思いました。

普通の人の普通の話なんだけど、なんか怖いっていうっすえぐってくる何かがあるそういう話。普通ってちょっと狂ってるんだよねって話。

狂ってることを、狂ってると認識できなくなる。

 

音楽劇、弱いんですけれども、松たか子瑛太が物凄い歌が上手くてびっくりしました。

いや、松さんが歌上手いのは知ってますが、瑛太があんなに歌上手いんだ!!!と驚いた。

松尾さんがやっぱりいい味を出していたし、あと平田さんがすっごいよかった、もう平田さん好きだ!!

 

3人の人生のねじれっぷりが笑えるけど、悲しい。

 

最後に同じ構図に戻ってくるところがとても好みです。

また岩井さんの作品を見てみたいなと思っています。



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